解放

時計をしょっちゅう見ては、ほんの少ししか針が進んでいなくて、時間が経つのがものすごく遅く感じた。


やっと夜が明け、少しずつ希望の光が見えてきた。


あと少し、あともう少し・・・
必死に自分を励ましながら耐えた。



許された範囲の動作で体制を変えたりしていたが、もともとあるSLEの関節痛も加わり、身体中が筋肉痛のような感じだった。


もうそろそろお医者さんが来てくれるはず…


この腰に突き刺さったような痛みをもたらすバスタオルさえ抜いてくれれば楽になれる…


でも、言われていた時間になってもなかなか来てくれない。
1分でも早く来て欲しいのに…


もう限界を超えていたので、ナースコールで看護師さんを呼んで「お医者さんまだですか…?」と聞いたら、「急変した患者さんが出てしまったのでしばらく来られないみたいです」と…


本気で絶望した。
またしばらくそのまま一人で放置され、時間が過ぎるのを我慢して耐えていたが、やっぱり限界で。


泣きそうになりながらまたナースコールして「もう限界なんですけど」と看護師さんに訴えた。


そしたら「まだ急患対応してるみたいで…」と言いながら、あまりに悲壮的な私の様子に「ちょっと他に手の空いているお医者さんいないか聞いてみますね」と言ってくれた。


望みをかけて最後の力を振り絞って耐えて待っていたら、ようやく代わりのお医者さんが来てくれた。


「辛いのにお待たせしちゃってごめんなさいね」と言ってくれたが、「なかなか来てくれなくて絶望してました」と言ってしまった。


エコーを撮って腎臓の様子を確認してくれて、問題なかったようで安静解除となり、やっとバスタオルを抜いてくれた。


やっと長い闘いの時間から解放された。


一晩ほとんど寝ていなかったし、直前に点滴が入れられていたのもあり、しばらく死んだように眠っていた。
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